4 your eyes only

2013年に読んだ本ども

 あっという間に師走も半ば。目を瞑り開いた時にはもう2014年かもしれない、そんな今日明日明後日、いかがしているだろうか。俺は何もしてません。

 本当は今年読んだ本ベストテン! みたいな看板を立てられれば良かったのだけれど、いかんせん全く今年の本を読んでいないので過去作をバンバン出していくことになりそれは諦めたのであった。で、以下が読んだ本である。

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 うーんこの見づらさ。でもまあいいか。

 今年出た本で読んだのはラノベだけだ。中でもお薦めなのは「ヴァンパイア・サマータイム」、一冊で完結してるし俺とは全く無縁の恋愛模様がとてもよろしい。ラノベらしさみたいなのがあまり出てないのでラノベのベストというと違う気がするけど。それで言うと、「魔女の絶対道徳」は会話とかキャラがラノベしているんだなあ。話自体はよくできた伝奇もので厨二魂を揺さぶってくる快作。でも1巻は去年出てたから、今年のベストとしてはうーん。

 SFは「ブラッドミュージック」が良かった。オールタイムベスト級の作品ながら絶版という糞ゴミハヤカワクオリティを発揮しちゃってるこの小説、今見ると化学的にアレな所があるとはいえそっちの方向で世界が広がるというのには恐れ入った。余談だが俺はこれを500円で買った後ブックオフで100円で売っているのを見かけた。むむむ。「泰平ヨンの未来学会議」、レムはやはり全部読まないといけないと再認識。「大きな前庭」、シマックって誰やと思ってたがこれを読んで「都市」を買ってきました。「ディファレンスエンジン」は何度でも読めるし読もう。

 あとはまあ、長嶋有は素敵だってのと、青木淳呉はもっと文庫化しろやってのと、山口雅也はミステリで久々に読まなきゃ(使命感)と思った作家だったってのがあるかな。「パラークシの記憶」とか買ったからにはさっさと読まないとなあ(遠い目)。